わたなべまさし  ブータン 徒然日記

青年海外協力隊として、ブータンで活動しています!! 日々の活動やブータンでの暮らしを発信しています。

ブータンに来て9か月が経ちます① ~Industrial tour編~

time 2017/04/02

ブータンに来て9か月が経ちます① ~Industrial tour編~

ブータンに来て9か月が経ちます① ~industrial tour編~

 

この1ヶ月間もなんだかバタバタしていました。
3月5日は私の誕生日でしたが、奇しくもこの日から約10日間、配属先である職業訓練校の2年生と一緒に社会科見学(industrial tour)に出掛けました。

↑ みんなでバースデーソングを歌ってくれました。

10日間という長期に渡るのは、日本のように日帰りで行って帰ってこれるエリアに工業地帯がないことと、配属先には水道配管、木工(大工)、石工、溶接の4つのコースがあるので、どれかに偏ったりしないように数をまわる必要があります。
70人弱の訓練生と各コースからの教職員の総勢80人強、他の職業訓練校からマイクロバスと運転手をチャーターして、バス4台に分乗しての出発となりました。
訓練生からしてみれば修学旅行のような感じですが、彼らは数ヵ月後に卒業が迫っているので、卒業後の進路を考えるうえでも大切なツアーです。

しかしながら、ブータンでの団体旅行はかなり難しいところがあります。もちろん予算面が一番大きいとは思いますが、インフラがそもそも整っていません。
ブータン国内には、サービスエリアや道の駅のような大人数に対応したトイレや休憩施設がありません。トイレは大も小も、男子も女子も茂みに隠れてします。

 

大人数に対応したレストランや食堂も旅先で利用することは大変に難しいので、食事は自炊です。自炊といっても、一応コックと名がついた職種の人を1人連れていくので、彼が80人強の食事を3食(朝・昼・夜)作ります。そのため大きな炊飯器や釜、ガスタンクを持ち歩きました。

食事はそんな制約があるため、3食ともにほとんど同じ内容&同じ味。

ブータンでは、「ケワダッツィ」と言いますが、じゃがいもと唐辛子とチーズの油煮です。
1日に3食も同じものを食べるのは、正直きついです(T_T)

↑ 「ケワダッツィ」

↑ 食事の配膳は、男子の仕事。女子は、まっさきに並んで待っています。

↑ こんな風にして毎日のお昼を頂きました。写真は最終日、ブムタン県ジャカル。実は遠くに見えるの道路みたいなのが滑走路でして。

↑ ブムタン県の空港がこちら。建物や設備はこれだけです(・_・;) 中に入ったことはありませんが、どうやって搭乗手続きをするのか、一度くらいはみてみたいですね。

 

 

話しは戻りまして。。。

問題は宿!!

利用する宿は、行く先々にある訓練校の大広間や空いていればホステルを利用します。
だいたい外と変わらないくらい汚いです。いや、テントでも張ったほうが綺麗に過ごせます。

スリーピングバックを持ってこいと言われていたので、純粋に寝袋を持って行きましたが、バスのルーフには山高く布団セットが積まれていきます。

 

ドライバー  「まさし~ ベットマットとかは??」

自分     「寝袋しか持ってきてないよ」

ドライバー  「えっ!? まあ、途中で買えるか・・・」

 

ということで、自分が使う布団やベットマットも持参しなければいけない旅行。

↑ 首都ティンプーの職業訓練校のホステル・教職員用の寝床

ここはまだ綺麗なほうです。

↑ 同じく首都ティンプーの職業訓練校の大広間、兼男子の宿舎、兼食堂

写真は朝食の時間

 

彼らの旅行といえば、どうやらこれも全然アリのようですが、いくらキャンプや野宿をたくさん経験している私でも正直キツイ。

なぜならば、こんなお宿なので、シャワーはありません。

日に日に、みんな臭ってきます。 ブータン人はお祈りが大好きなので、たまに寺院に寄りますが、靴を脱ぐ必要がありましてね(・・;)

もう、靴を脱いだあとの異臭は、男子も女子も アハハ、笑うしかありませんね。だって2週間近くもお風呂入れないんだもね。

 

ちなみに私は、ごめんなさいm(__)m シャワーが浴びられないのは耐えられず、各地の同期の家やホテルに避難したので、毎日シャワーを浴びてました(^_^;)

 

それでは、写真をどうぞ!!

↑ 1日目の道中 動物はヤク!!

↑ 2日目 ウォンディフォダン県 水力発電の建設現場の見学

 

↑ 3日目 首都ティンプー。 池みたいなのは、下水処理場。本当に処理しているのか疑わしいほどのただの池でしたけどね。

↑ 4日目 パロ 学校の建築現場2箇所をまわりました。

↑ 5日目 ラングール と ダム

↑ 6~7日目 チュカ県の工業地帯の見学

↑ 9日目 道中の景色。 雪が降った影響で1日移動出来ず。でもこんな景色がみれました。桜も咲いていて、春がやってきたことが肌で感じられました。

↑ 10日目 帰路のドチュラ(峠)にて  雪遊びに興じる訓練生たち

↑ 11日目 地元のブムタン県の建物をまわりました。

↑ 11日目  ブリラカンのチェチュ    ジャンプ!!

 

実は、10日目と11日目にあたる、3月14~15日は、地域のお休みで、近所のブリラカン(ブリは地名・ラカンは寺院)で、チェチュがありました。

うわぁ、チェチュがあったなんてそんな情報聞かされてなくて、ショック。。。

でも、夕方に少し行けたので満足でした(^_-)-☆

先月、1歳になったスタッフの子ども。

ちょっと、ポーズが気に入ってしまって(笑)

歩けるようになったぞ! どうだ!! すごいやろ!!! みたいな。。。 そして、妙に貫禄のある立ち振る舞いもかわいらしい。

 

最後まで、読んでくださってありがとうございました。

つづく

プロフィール

わたなべ まさし

わたなべ まさし

わたなべまさし 本名 渡邊雅信 2016年7月5日より、青年海外協力隊員としてブータンで活動中。 1977年生まれ  会社経営 たまに役者 [詳細]

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