2017/06/12
8月12日 金曜日
イベント盛りだくさんで始まった任地での生活、ようやく通常通りの授業がみれそう。
朝礼が終わって、1時間目。
授業に参加せずカウンターパートが、学校の水源に連れて行ってくれるという。
学校から300メートルほど南側の山に入ったところが水源でした。
まさに山から湧き出している湧水を取水しているのですが、日本のような火山で出来た岩の山ではないので、すでに濁っています。
ゴミが入らないように工夫をし、水道管を敷設して学校まで導いています。
日本のような浄水場の施設もなければ、ポンプで増圧することもありません。
単純に山の勾配を利用しただけの水圧で送水しています。
ここブータンでは都市部を除くと、このように自然の湧水や上流に人家がない小川を水源として取水、導水し、各家で水を得るのが一般的のようです。
ふと、下水がどうなっているのか気になり聞いてみると、ダイレクトに川に流しているといいます。
う~ん、川が洗剤の泡だらけとか、そのようなことがないのがまだ救われるところだけど。
それもそのはず、そんなに洗剤を使っている様子がないのです。
食器や鍋を洗う姿をみても、水源からひいた蛇口の水で洗剤も使わずジャバジャバ洗っているのを何度かみかけました。
近所のお店まわっても、シャンプーや石鹸は置いてあっても、台所用洗剤が買えなかったし。
お風呂やシャワーを浴びるのも週イチなんだとか。もちろん、家庭によって変わるんだろうけど、少なくても学生たちは週イチしかシャワーを浴びれないと言っていました。
まあ、いざとなったら男子は外の水道や川で汗を流してるけどね。
洗剤やせっけんを使わない = 水質が悪化しにくい
ということで、そこはよしとしよう。
トイレの汚水は、一旦、敷地内の地下タンクというか、タンクじゃないですね、
日本で言う浄化槽のような穴を作るようですが、地面に浸み込ませるタイプのようで。
(まだ、正確には調査してないので詳細がわかったら後日報告します。)
ちなみに、私の家の水道水はかなり濁っています。
横浜や東京の湾岸エリアに湧く温泉は黒褐色が多いですが、まさしくそんな色をしています。
この水が見た目が濁っているだけでありますように。
午後は英語の授業がありました。
近所の学校の先生がボランティアで金曜日だけ来てくださるそうです。
金曜日の午後は、順番に英語、ゾンカ、数学をやるんだとか。
そんな英語の授業を見学させてもらいました。
コミュニーケーションスキルとは・・・ コミュニケーションスキルは大切だ・・・
などなどおしゃってまして、コミュニケーションとは・・・などのお題でグループディスカッションをさせていました。
話している内容はわかるけど、一緒に参加しろって言われなくてよかった(笑)
通常どおりの授業が終わり16時に帰宅。
夕方、夕食に悩んでいる頃に校長がやってきました。
明日は、また国王夫妻に逢えるイベントがジャッカル(市内中心部)であるから、行くか!? とのこと。
ちょうど街に行きたいと思っていたところなので、そのまま街に泊まってもよいかと聞いたら、宿を手配してくれるとのこと。
夕食を適当に済ませ、翌日のジャッカル行きの準備をして早めに就寝しました。